著作権侵害にあたるブログのコンテンツの例:その画像や動画、大丈夫?

個人がブログで簡単に情報を発信できるようになったため、著作権の侵害が、近年問題になっています。

 

特に初心者の方は、意図せず、知らないうちに著作権を侵害してしまうことがあるので気をつけてください。

 

この記事では著作権法違反になるコンテンツの例をいくつか紹介します。

 

 

著作権とは?

 

まず著作権ついてごく簡単に説明します。

 

著作権は誰かが何かを作ったら、作ったその時に作者に発生する権利です。その人が作ったものはその人のものである、と法的に守られます。

 

ざっくり書くと、自分で作ったもの以外のコンテンツ、誰かが著作権を持っているものを公の場で使うときは、作者の許可を得るか、著作権料を払わなければ、使ってはいけないのです。

 

公の場にはブログも含まれます。

 

作った人が、「これは私が作ったのだから私だけが使えます。勝手に使ってはだめです」と言えるのが著作権、この権利を侵害するのが著作権の侵害、著作権を守るための法律が著作権法です。

 

著作権を侵害したと法的に立証されたら著作権法違反となります。

 

古い映画や小説など、著作権が切れているものは自由に使うことができます。こういう作品はパブリックドメインです。

 

また、作者がなんらかの理由で最初から著作権を放棄している場合もあります。

 

アメリカのミニマリストのレオ・バボータは「自分のブログのコンテンツはコピーライトフリーだから自由に使ってもらってかまわない」と書いています。

 

コピーライト(Copyright)は英語で「著作権」という意味です。

 

コンテンツによってはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスがついていることもあります。

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)は、「ある一定の条件を守れば、私の作品を自由に使ってもらってもいいです」と意思表示するライセンスです。

 

CCライセンスでも条件によっていくつか種類があります。
詳しくは⇒クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

 

著作権侵害罪は親告罪

 

日本では著作権を侵害する罪は今のところ親告罪です。

 

親告罪とは被害者が告訴しなければ、検察官が起訴できない犯罪です。

 

告訴とは、簡単に言うと、犯罪の被害者が、捜査機関に「こんな犯罪がありました」と申し出て、犯人を訴えることです。

 

起訴とは検察官が裁判所に、「こんな犯罪がありましたから裁いてください」と頼むことです。

 

要するに親告罪は、被害者が、「こんなことされました」と申し出ないかぎり裁判ができず、罪状も成立しないのです。

 

他の親告罪の例としては名誉毀損罪や強姦罪があります。

 

著作権侵害は今のところ親告罪なので、自分の作品を使われていることを作者が気づいていなかったり、気づいていたとしても、「かえって宣伝になってありがたい」と思って訴えなければ、罪にはなりません。

 

ただし、TPPの交渉にて、故意に商業的規模の著作物の違法な複製などをするのは、非親告罪である、という項目が合意されました。

 

非親告罪化されると告訴がなくても当局が違反した人を裁判にかけることができるようになります。

 

つまり被害者が訴えなくても罪になる可能性があるわけです。

 

被害者は「べつにいいよん」と思っていても、警察や検察が、控訴できるようになるのです。

 

ただしブロガーは、この点はそんなに気にしなくてもいいでしょう。

 

アメリカでは著作権侵害は非親告罪ですが、YouTubeを見ていると、多少著作権を侵しているグレーゾーンの動画でもふつうに見られます。

 

よほど悪質でなければ大丈夫のようです。

 

警察もすべて告訴する予算もエネルギーもないでしょう。

 

それにTPPはまだ発効されていません。

 

トランプ大統領が、「アメリカはTPPから抜けますから」と言っているので協定は発効できない可能性だってあります。

 

アメリカ抜きでやるかもしれませんが。

 

発効されたとしても、2018年になってからです。

 

著作権違反になりそうなコンテンツの例

 

ブログにのせたら明らかに著作権法の違反になりそうなものをいくつか紹介します。

 

ブログの運営で、特に問題になるのは一般にコンテンツと呼ばれる文章、音源(音声や音楽)、画像(写真含む)、動画です。

 

引用は認められています(出典を記載してください)。線引が難しいのですが以下のものは著作権侵害と考えておいてください。

 

ほかのサイトの記事

 

これはあたりまえですね。よそのコンテンツをコピペしてはいけません。

 

語尾だけ変えた本質的にはコピーのリライトもだめです。

 

ついこのあいだ、DeNaという会社が運営していたWELQという情報サイト(キュレーションメディア)がすべての記事を非公開にして、各方面で話題になっています。

 

このサイトはほとんどパクリのようなリライト記事を多数掲載していたそうです。

 

ほかにも倫理的にいろいろまずい部分がありましたが。

 

このようなりライト記事は著作権の侵害です。

 

リライトについて

なぜリライトをしてはいけないのか?オリジナルのコンテンツだから価値がある

なぜリライトをしてはいけないのか?オリジナルのコンテンツだから価値がある

ブログアフィリエイトをするさい、リライトはどこまでなら許されるのか、という質問に答えます。基本的に風花初芽ではリライトはやりません。オリジナルの切り口で記事を書 ...

投稿 2016/06/18

 

私、以前メインブログの記事をたくさん、まるっとコピペされたというか、まるで私がそのブログのために記事を書いているかのように表示されていたことがあります。

 

このサイト、連絡先が書いてなかったので、サーバーに申し立てしたりしてよけいな仕事が増えました。

 

人のコンテンツをそのままコピペするときは(してはいけませんが)、自分がそうされたらどんな気持ちになるのか考えてみてください。

 

相手に迷惑をかけるのはやめましょう。

 

人の撮影した写真

 

Googleで画像検索して見つけた写真の中から好きなのを記事に入れている、という人はいないと思いますが、これも著作権を侵害しています。

 

写真は自分で撮影するか、無料素材を提供するところからダウンロードしてください。

 

おすすめ無料素材サイトはこちらでまとめています。

ブログで使う写真の見つけ方:おすすめの無料素材サイト

ブログで使う写真の見つけ方:おすすめの無料素材サイト

風花初芽の購入者さんから、ブログで使う写真はどこで見つけたらいいのかという質問をいただきました。この記事で、イメージ画像、アイキャッチ画像に使える素材をダウンロ ...

投稿 2016/08/08

 

著作権を侵害しているYouTubeの動画

 

テレビ番組やCMを、著作権を持っていない人がアップしている動画をコンテンツとして使ってはいけません。

 

ドラマの動画なんか、うっかり貼りがちですね。

 

作った本人やオフィシャルサイトが投稿している動画は大丈夫です。

 

テレビ番組のキャプチャー

 

テレビ番組の著作権は当然、製作した人にあるので、キャプチャーを取って、ブログの記事のコンテンツにしてはいけません。

 

美容、ファッション系のブログでやっている人をよく見ますが著作権を侵害しています。

 

 

ニュースサイトの記事

 

ニュースサイトにある記事の著作権はそれを書いた人か、その会社にあります。

 

ニュースの文章を使いたいときは、引用として記事にのせましょう。

 

引用部分とわかるように引用タグでくくり、出典へリンクします。引用タグは<blockquote>タグです。記事の編集画面の上のほうに「引用」などと書いてあると思うので、このタグを使ってください。

 

引用は、第3者が見て、引用する必要性があるな、とわかる時だけ認められています。

 

引用部分より、自分のコンテンツが少ないと、引用になりえませんので、自分の言葉で意見などをしっかり書き添えてください。

 

芸能人の写真

 

芸能人はパブリシティ権というのを持っています。

 

パブリシティ権とは、有名人が、自分の名前や肖像が持っている価値を独占できる権利です。他人が人の名前や顔写真を勝手に使ってお金をもうけてはいけないのです。

 

法律的にはもっと複雑な定義がなされますが。

 

また一般人(芸能人含む)でも肖像権(プライバシーを保護される権利)を持っています。自分の子どもはともかく、人の子どもの写真なんかをのせるときは、許可をとったほうがいいです。

 

芸能ブログの多くは平気で芸能人の顔写真を使っていますが、しっかり著作権を侵害しています。

 

ただ、芸能人側が、訴えるのも難しいですね。

 

芸能人はプライバシーを捨てた人たちという側面もあるし、すすんでプライバシーを商売道具にしている人もいます。

 

しかし、使ってはいけないのです。

 

特にジャニーズ事務所とディズニー(ミッキーマウスとか)は勝手に使われることをひじょうに嫌っているので気をつけてください。

 

「じゃあスヌーピーのぬいぐるみの写真をのせるのも、著作権法違反なの?」「自分で撮影した雑誌の表紙の写真をのせるのもだめなの?」「旅行で撮影したスカイタワーの写真をのせるのもだめなの?」と考え出すと、ブログには何ものせることができなくなります。

 

グレーゾーンのときは、著作権を持っている人が嫌な気持ちにならない使い方をしてください。どちらかというとその人たちの利益になるような使い方をすれば大丈夫ではないかと考えています。

 

もちろん芸能人の顔写真を自分で大量印刷して、売りさばくなんてのは犯罪です。

 

尚、AdSenseを貼っている人は、Googleの著作権に関する考え方を読んでおいてください⇒Inside AdSense : ポリシーに関するヒント: 著作権侵害について

 

著作権の侵害をしていると、Googleが「これはだめです」と広告の配信を止めることがあります。

 

fudeline
「Naverまとめ」に代表されるキュレーションサイトは、平気で人のコンテンツ(記事、画像とも)をのせてることが多々あります。

 

一応引用元にリンクしていますが、リンクすればいいってもんじゃありません。

 

私のブログはすべてリンクフリーですが、そうじゃないサイトもたくさんあります。1つ1つ確認を取っているのでしょうか?

 

私も、自分のブログのコンテンツの一部を勝手にまとめられていますが、内容にそぐわない写真がのっていると(たぶんツールで拾っている)、「なんだかな~」と思うことがあります。

 

  • Naverまとめにのっているのを見ると、「宣伝してくれてありがとう」という気持ちより「人が苦労して書いた記事、勝手にのせられてるかも」と思うほうが多いかもしれません。

 

人のコンテンツをまとめるときは、ツールで適当に作るのではなく、読者の利益になるだろうか、コンテンツの持ち主はどんな気持ちになるだろうか、そのあたりを考えながらまとめるべきでしょう。

著作権法ガイド     ブログなどで合法に無料引用できる5要件  無料素材サイト集も