忙しいときにいかにブログを書き続けるか。ブロガーなら誰しもぶち当たる問題でしょう。
特に主婦は、家族の都合で忙しさの渦に巻き込まれることがよくあります。誰かが病気になったり、子どもの学校の役員になったり、突然家電が壊れたり。
「ブログなんて書いてる暇ないわ」。
そう思ってもあきらめてはいけません。状況によっては工夫次第で書き続けられます。そんな工夫を5つお伝えします。
1.時間を作る
まず本当にブログを書く時間が1分もないのか、調べてください。1日は24時間。そのうち8時間は寝るとして、残りの16時間、ブログにさく時間が全くないのでしょうか?
自分が何に時間を使っているのか冷静に考えてみると、意外とあちこちにブログに使える時間が落ちているものです。
たとえばこんな作業で無為な時間を過ごしていませんか?
・メールチェック
風花さんは「ネットビジネスを志すならまめにメールチェックしてください」とよくメルマガに書いています。それでも1日2回で充分だと思います。
忙しいと言いながら、3時間おきにメールチェックしてませんか?
・SNS
集客のためにSNSを利用している人も多いでしょう。最近はインスタグラムが人気ですね。SNSを使うのは悪くありませんが、時間をかけすぎなでください。
ログインしたらやることをやって次の瞬間にはログアウトする、こんな態度がが望ましいです。間違ってもずっとログインしっぱなし、なんてことがないように。
・ネットサーフィン
ネットサーフィンとは、インターネット上のいろいろなサイトを見てまわることです。
ブロガーの多くはインターネットとひじょうに近いところにいるため、ついついネットサーフィンに時間を使いがちです。
ライバルチェックと称して、いつまでも人のブログを読んでいたり、情報収集と称して、さまざまなニュースサイトや掲示板を見続けたり。
ネットサーフィンをやりすぎていないか、冷静に考えてください。
時間の見つけ方はこちらの記事を参考に。
2.優先順位を洗い出す
ブログワークを大事だと思っていない人は、いくら時間があっても、ほかのもっと大事なことに時間を使います。
忙しいなら尚さらです。
「忙しくてブログを書けない」と思うときは、自分にとって、そのブログはどのぐらい大切なのか、考えてください。
もし、自分の人生にとって、ブログの更新を続け、ブログを育てることが深い意味を持っているのなら、どんなに時間がないと思っても、なんとかその人はブログを更新するでしょう。
口では、「ブログで稼ぎたいです!」と言っていても、本音は違うかもしれません。
心の奥底で「ブログを更新してもしなくても別にどうでもいい」「更新しなくても、自分は困らない」「更新しなくても、自分の人生にたいした違いはない」と思っていれば、更新しないほうに流れていきます。
それならそれでいいのです。
何が大事なのか、何を優先すべきかは自分自身が決めること。
最初は優先順位が高かったけど、今はそうでもない、とか、今年は優先順位を下げざるを得ない、ということもあるでしょう。
「私にとってブログはそこまで優先順位の高いものではない」と思うなら、べつに「時間がなくて更新できない」とあせる必要はありません。
大事なことに時間を使い、余力のあるときに、気ままにブログを書けばいいだけです。
3.ネタをストックしておく
トピック、つまく記事ネタをストックしておけば、更新にそんなに時間がかかりません。
記事ネタとは、料理でいえば材料です。献立を決め、材料を一から買い出ししていると、調理に時間がかかります。
作るものが決まっていて、冷蔵庫に材料があり、しかも、野菜のいくつかは下ごしらえがしてある。こんな状態なら夕食の前にさささっと作ることができます。
ブログも、一からトピックを考えていると、更新に行きつくまでに、余計な時間とエネルギーがかかります。
「私は忙しい」という自覚がある人ほど、ふだんからネタのストックをしてください。風花初芽を実践されている方はネタ帳を作っていると思いますが。
ネタ帳の作り方
ブログの更新に時間がかかるよくあるパターンは、何を書くか構想がまったくないのに、パソコンの前に座って、「何、書いたらいいんだろう」と考えだすことです。
そして、情報を求めて、ほかのブログやサイトを見始めます。こんなことしてると30分ぐらいあっという間にたってしまいます。
もちろん、白い画面を見ているうちに、書くことが思い浮かぶ場合もあるでしょう。
しかし、時間がないのですから、ぶっつけ仕事をするのは非効率です。先に、ネタ帳にネタを出してください。
ネタを出すときは、ネタ出しだけに集中するのがコツです。15分だけ時間をとって、記事タイトルだけを書いていく、という作業が効果的です。
記事タイトルが出ない人はキーワードでもいいです。
「記事ネタを思いつきません」と安易に口に出す人は、そもそも記事ネタを出すことに時間とエネルギーを注いでいなかったりします。練習しなければ、何ごともうまくならないのです。
頭をふりしぼって何とか出してください。「もう何も書くことがない」と思ったときからが勝負です。
しばしばネタ切れ症候群に悩む方はこちらの記事もどうぞ。
4.タスクをばらす
ブログの記事は何も、一気に書く必要はありません。タスクを細分化して、すきま時間に完成に向けて少しずつ進めてください。
15分あればこんなことができるでしょう。
・ネタ出し
・タイトルを考える
・だいたいの構成を考える
・商品をリサーチする
・記事の内容のリサーチをする
・導入、結論、見出しを書く
・画像を用意する
・キーワードについて調べる
・部分的に書く
・完成した記事の読み直し
・SNSにシェア
世間には15分で一記事書いてしまう人がいます。日記なら書けるかもしれません。しかしリサーチが必要な記事は、とても15分では書けません。
一気に書こうとせず、パーツを揃えて、それを組み立てる要領で書いていってください。
タスクの細分化の仕方はこちら。
ブログを書く手順の一例。
5.頭の中でブログを書く
パソコンの前に座っていきなりブログを書き出すのではなく、別のことをしているちょっとした空き時間に脳内で記事を書いてみてください。
もちろん一文字一文字書くことはできないのですが、こんなネタでこんなふうに展開して、こんなふうに終わろう、とか、こんな画像を使おうとか、次はこんな商品をレビューしよう、といったことはべつにパソコンの前に座っていなくても考えられることです。
通勤のときのバスや地下鉄を待っている間、電車にのっている間、コンビニやスーパーのレジ待ちの時間、お風呂に入っている時など、ふと時間があくときはたくさんあります。
そんなときに、次に書くブログの記事について考えればいいのです。
脳内で記事を書くシュミレーションをします。実際私も走っているときやミニトランポリンをやっているときによくやっています。
シュミレーションしておけば、書く時間は格段に短縮できます。
シュミレーションは自分一人でやる必要はありません。家族に、「次はこんなことを書こうと思うんだけど」と内容を話せば、それが思考の整理になり、パソコンの前に座ったときにさくさく書くことができます。
そもそも、ブログの更新が続かない人は、ブログや記事について考える時間が少ないと言えます。ブログワークをする時間は、記事を書いているその時間だけではありません。
トピックや記事について考える時間を増やしてみてください。
最後に:ふだんから危機管理をしておく
ブログを長く書いている人はその人なりにいろいろ続ける工夫をしているはずです。自分に合った方法を見つけてください。
尚、ブログは別に毎日更新しなくてもかまいません。もちろん更新頻度が高いほうがアクセスは増えます(まともな記事を書いている場合)。
「更新を増やしたらアクセスが減った」という話は聞いたことがありません。
ですが、外注を使わず1人でやる以上、忙しくて書けない日があるのはごく当然のことです。人間ですから病気になることもあるでしょう。
そういう事態は想定内なのです。
そういうときに心理的に焦ったり、気持ちの上で負けてしまわないようにしておくことが大切です。
忙しい時に記事が書けなくなるのは、実は物理的な問題より、気持ちが負けて集中できない、という理由のほうが多いです。
踏ん張りがきかなくなるのです。
そこでふだんから危機管理をしてください。
つまり、記事をストックしておいたり(私はこれは全然やっていませんが)、忙しくても更新できる工夫を考えたり、ネタがどうしても浮かばないときに比較的短時間で更新できる記事作成パターンを用意しておいたりといったことです。
私は、もし緊急事態が起きてブログを書けなくなったら、すべてのブログの更新を完全にストップするつもりです。
そういうふうに決めておけば、実際そうなったとき、余計なことをごちゃごちゃ考えてエネルギーを消耗することがないし、罪悪感や敗北感を感じることもありません。