どうやったら読者に信頼されるのか。エトスについて考える。

アリストテレスが「弁論術」で語った、人を説得できる演説に不可欠な3つの要素、エトス、パトス、ロゴスの話の続きです。

 

この3つの要素に注意しながら、記事を書くと、よりよい記事になります。

 

今回は、エトスはいったいどんなものか、前回とは別の観点から説明します。

 

 

前回のおさらい:エトス、パトス、ロゴスとは?

 

筆子流に書くと、質の良い記事には、

 

エトス:自分なりの哲学

パトス:語っていることに対する情熱

ロゴス:論理的な語り
この3つが必要です。

 

テクニックに走る人が多い中、エトスの重要性が軽視されていると思います。

 

前回、エトスはブロガーの哲学や姿勢である、と書きました。

 

これはブロガーの側から見たエトスです。今回は読者が感じるエトスを3つに分けて説明します。

 

前回の記事を先に読む方はこちらへ⇒質の良い記事に必要な3つの要素。エトス、パトス、ロゴスとは?

 

読者が、書き手に対して以下のことを感じると、エトスが生まれます。

 

1.信頼感

2.自分と同じ感じ

3.専門性

 

順番に説明しますね。

 

1.信頼感(人柄にひかれる)

 

記事を書いている人を信頼しないと、読者は記事に書かれていることを本当だと思いません。よって、読者から信頼されるとエトスがぐーんとあがります。
自分がどこかのブログやサイトから商品を買うときを考えてみたらわかります。

 

ここに自分がどうしても必要としている商品があり、そのサイトでしか売っていなかったとしたら、もちろんそこで買います。

 

しかし、ブログアフィリエイトの場合、自分以外のたくさんのアフィリエイターが同じ商品を扱っています。

 

自分のところから買ってもらうには、それなりの理由が必要です。

 

情報商材ならば、特典で差別化する、という手もありますが、物販にはふつう特典をつけません。

 

自分の人柄で売るしかないのです。

 

信頼感を得る方法は、リアルの生活と同じです。

 

できるだけ誠実に、正直にふるまえばいいのです。そういう姿勢は、文章にも出るし、ブログの運営方針にも出ます。

 

自分以外の誰かのふりをするのはやめて、自分という人間を正直に出していきます。

 

正直にふるまうことは、自分の精神衛生にもよいです。人は自分には嘘をつけないので、自分じゃない人のふりをしていると、やっているうちにだんだんつらくなってきます。

 

もちろん、自分のことばかり考えず、相手のプラスになる行動をすることも必要です。

 

いずれにしろ、信頼感を得る第一歩は、よけいな小細工はせず、ストレートに自分を出すこと。

 

ところが、これを難しく感じてしまう人がいます。自分に自信がなかったり、必要以上に他人の評価を恐れている人は、なんとなく構えてしまいます。

 

もしそういう傾向があるなら、自信を持つようにしてください。自信を持つことはスキルなので練習すればできます。

 

こんな動画を参考にしてください⇒自分に自信がない?自信を持つことはスキルの1つ(TED) リンク先は「筆子ジャーナル」です。

 

「自分を正直に出すと嫌われてしまう」と心配することはありません。確かに、自分を嫌う人は、一定数いますが、好きになってくれる人も同じくらいかそれ以上いるからです。

 

信頼されるブログを作ったほうがいい、とはメルマガに何度も書いています。たとえばこちら⇒読者に信頼されるブログを作る方法:メルマガ第108号発行しました。

 

実は先週発行した第139号でも、信頼されなきゃ始まらない、という話を書いています。

 

2.自分と同じ感じ

 

人は自分と似ている人に好意を持ちます。ブロガーと読者にさまざまな共通点があることはエトスの1つです。それもかなり強力なエトスです。

 

私たちはいろいろな属性(性質、特徴)を持っています。年齢、性別、仕事、出身地、居住地、趣味・嗜好、考え方、家族構成、体型、病歴、社会的なステイタス(金持ちか貧乏か)。

 

読者とブロガーの属性が似ていると、読者はそのブロガーの書いた記事に興味を持ってくれます。誰でも自分と似たような境遇の人には自然に好感を感じるのです。

 

どうやったら、読者が「あ、この人、私と似ているなあ」と感じてくれるでしょうか?

 

まずは、1に書いたように、本当の自分をストレートに出すことです。

 

次に、読者と同じ目線に立ちます。

 

ブログの性質にもよりますが、あまり上から目線で語らないほうがよいです。「私はあなたより偉いんだよ」と思いながら文章を書いていると、上から目線になります。

 

読者が使う言葉を使うことも大切です。特殊な専門用語は誰でもわかる言葉に直すか、意味を説明します。

 

読者と同じ目線に立つためには、読者の存在を強く意識しなければなりません。いつも、読んでいる人がどう思うか考えながら、記事を書いてください。

 

読者層を意識するには?⇒ブログのターゲットとは何か?読者層を決める効用はこれ。

 

3.専門性

 

記事で語っていること対して、ひじょうに知識がある、この分野の専門家だ、と読者が感じるとそこにエトスが生まれます。

 

自分が得意なこと、長年やってきたこと、よく知っていることを記事にすれば、専門的な記事になるでしょう。

 

こう書くと、「私は何も特技がないし、人に情報発信できるようなこともありません」と言う人がいます。

 

心配はいりません。

 

人は成長します。

 

私ぐらいの年になると、身体の成長はとうに止まり、むしろ身長は縮んだりしますが、メンタル面ではどこまでも成長できます。

 

リサーチしながら、記事を書いていけば、おのずとその分野について詳しくなっていきます。自分のブログのテーマに関する本を読むのもよい方法です。

 

私も、5年前の今頃はアフィリエイトのことなんて何も知らなかったのに、今は、アフィリエイトの塾(風花塾)で講師をやっているぐらいです。

 

私が初めてブログに書いた記事を読めば、何も知らなくてもなんとかなる、とわかっていただけるでしょう⇒私が初めて書いたブログの記事。最初からスラスラ書けたわけではない。

 

専門性を勝ち得るために、自分のブログのテーマに関して、幅広い勉強を続けるようにしてください。
fudeline

 

今回は、エトスを、信頼感、自分と同じ感じ、専門性の3つの観点から説明しました。

 

いずれも意識して取り組めば別に難しいことではありません。

 

基本的に、できるだけモラルのある、心の広い人になることをおすすめします。